2016.03.09 JRC部が東日本大震災被災地仮設住宅を訪問しました。

3/5(土)にJRC部6名の生徒が高文連ボランティア部会主催の東日本大震災被災地仮設住宅訪問に参加しました。
 県内8校から69名の生徒が集まり、宮城県石巻市等の仮設住宅や交流センターを訪問しました。主な活動内容は、仮設住宅にお住いの方とのレクレーション、タッピングタッチというリラクゼーションを通して交流です。
写真と部長の感想文を添付します。
写真 1 写真 2 写真 3 写真 4 写真 5
 被災地訪問 感想 
JRC部 2年 鈴木優菜

私は昨年に引き続き被災地訪問に参加しました。前回は住民の方々と積極的にお話しすることができなかったので、今回はより多くの方にお話を聞きたいと思い参加を決意しました。訪問先に行く途中、バスから海岸沿いの景色を眺めていると見えるのは更地ばかりでした。そこにどんな建物があったのか想像することもできないほどで、その光景からは津波の様子や恐ろしさが目に浮かぶように伝わってきました。石巻市は死者3000人を超える大きな被害を受け、家族や友人を失った人も大勢います。その石巻市の住民の方から聞いた震災のお話は、私にとって言葉を失ってしまうほど印象深いものばかりでした。大切な人を失う苦しみを考えると、本当にいたたまれない思いでいっぱいになります。

また、仮設住宅のプレハブは狭く、隣と薄い壁で隔てられているだけの決して居心地がいいとは言えない場所です。5年もの間そんな環境に住むことを余儀なくされている住民の方々を思うと、震災の恐ろしさや脅威に胸が押しつぶされそうになりました。

 

 

しかし、今回私が見たり聞いたりしたことは被災地のほんの一部にすぎません。新聞やテレビで手に入る情報も限られています。この訪問を通して、震災については地域に住む方と話さなければ分からないことが多いと感じました。メディアで語られる部分は確かに被災地の一面ではありますが、復興の裏にある苦労はあまり報道されていないことが多いと感じました。

私は今回、住民の方と沢山お話をすることができ、苦労したことなどについても聞くことができました。なので、私はこれから今回学んだことや感じたことをより多くの人に伝えていこうと思います。そして、この東日本大震災を風化させないため自分のすべきことをこれからもっと発見し、復興に貢献できるような活動をしていきたい と思いました。

 

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