本日，体育館で生徒総会が開かれました。生徒総会というと，参加者から全く意見が出ずに終わってしまう学校もあることでしょう。しかし，今年の本校の生徒総会は，事前に生徒会から各クラスに議題が示されており，その議題について各クラス毎に意見を集約して生徒総会に臨むようにとの指示が出ていました。２年生のあるクラスからの提案について，事前に各クラスで話し合いをして生徒総会をむかえたわけです。

　生徒総会までにクラスの様々な意見を聞きながら一つにまとめ，それを全校生徒の前で発表する。このこと自体，人間の成長にとって大きな意味があると思います。

　人間が社会で生きていく上で，「聞く」「話す」ということは，将来にわたって役立つ「生きる力」につながると考えます。高校での教育も，進路指導や生徒指導などの様々な指導をとおして，生徒一人一人が持っているこれらの力を，今以上に伸ばすことが目的なのではないでしょうか。その結果として，希望する大学や企業に入っていくのです。

　これらの力は，一朝一夕で身につくものではないし，簡単に伸びるものでもありません。そのため，あらゆる機会を捉えて生徒一人一人がこれらの力を身につけさせ，更に伸ばしていくことが教員の使命だと思っています。

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