Nippoku Style | 33℃の東京で
 
 今日の東京は本当に暑い一日で,どこに行っても汗が噴き出してきました。
 そんな暑さの中,代々木の国立オリンピック記念公園青少年センターに全国から,各都道府県の進路指導に関する代表者が集まって会議が行われました。
 その講演の中で,講師の方が興味深いことを話してくださいました。話の主旨は,「変化していく社会に対応した進路指導の在り方について」ということでしたが,「ある日本企業は,社内の公用語を英語にすることを発表した。」とか「ある日本企業は,新規採用の7割を日本人以外から採用することに決めた。」ということを話されていました。これらの企業の根底にある考えは,「英語を話すこともできず,勉強もしない日本人学生はいらない。」というメッセージなのでしょう。
 日本の学生が勉強しなくなったと言われてから随分たちますが,日本企業ですら,日本の学生に見切りをつけはじめたと言えなくもありません。
 こういう事実を生徒達に伝え,自分の将来について考えさせるのも,私達の役目です。ただ考えさせるだけでなく,「じゃ,どうすればいいんだ。」ということまで考えさせることが,私達の大事な役割なのです。
 社会の変化に学校がついていけないと,被害を受けるのは生徒達です。それは肝に銘じて,絶対に避けなければなりません。


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