Nippoku Style | 今日から全国一斉に 高校生の就職試験が始まりました
 
 先日の台風9号が去ってから、それまで続いていた真夏を思わせる厳しい残暑から、急速に肌寒い天気になってしまいました。たった一つの台風が、それまで居座っていた暑い空気を、あっという間に冷たい空気に入れ換えてくれたことがわかります。自然の力は、本当に凄いものですね。
 そして今日は、久しぶりの本格的な雨。
 気温が低いことと雨模様が相まって、生徒達の服装にも長袖が多く見られますが、私も今朝は長袖のワイシャツを着て自宅を出ました。
 この生憎の天気の中、今日から、全国一斉に高校生の就職試験が始まりました。
 ここ数年、高校生の就職は厳しい状況が続いていますが、今年も厳しいことに変わりはありません。県教育委員会でも、平成23年3月に高等学校を卒業予定の生徒に対する職場の確保に向け、教育長らが県内経済4団体を訪問して、高校生の求人枠の拡大や正社員としての雇用などの要請を行っています。(→ 教育委員会のページへ)
 そういう厳しい状況の中で就職試験を受ける高校生達は、この雨の中、傘をさしながら緊張した面持ちで試験場に向かったに違いありません。本校からも受験している生徒がいますが、是非合格してほしいと心から祈っています。
 今日みたいな雨の日に欠かせないのは「傘」。生徒の昇降口にある傘立てでは、色とりどりの傘が、持ち主が下校する時をジッと待っています。傘立てに入りきらず、外に立てかけられているものもあります。
 生徒達が昇降口に傘を置いていくということは、学校にとってとても大事なことです。「自分が帰るときも間違いなく傘がそこにある」という安心感があるからこそ、昇降口にこれだけ傘があふれているのでしょう。
 そういう生徒達の気持ちを大切に守りながら,生徒一人一人の進路希望を実現させると同時に人間として成長させていくのが私たちの仕事です。


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