Nippoku Style | 本校生を30年間ずっと見守ってきた階段と2本の幟(のぼり)
 
 本校の北側にある、団地に通ずる階段。この階段は、日立北高が開校したときから、登下校する本校生を30年間ずっと見守ってきました。生徒達が登下校する時間帯には、この階段が生徒達の元気な姿でいっぱいになります。
 ところで、職員室の目立たない片隅に、左のような看板が何気なく置かれています。その看板には「登校中です ご迷惑をおかけします」という文字が。一体、何に使うのでしょうか。
 そうです。皆さんが想像されるとおり、登校指導の時に掲げる看板です。
 日立北高では、毎週登校指導を行っています。午前7時半過ぎから8時10分頃まで、生徒の通学路に立って指導するグループと、昇降口で指導するグループに分かれ、多くの先生方の協力を得て交通マナーや服装等の指導をしているのです。
 私は都合がつくかぎり、通学路に出て生徒達に「おはよう」と声をかけていますが、ほとんどの生徒は「おはようございます」と返してくれます。朝の「あはよう」「おはようございます」のちょっとした言葉のやりとりは、とても気持ちがいいものです。
 私たちは、生徒に対してだけでなく、通りかかった通勤途中の方にも「おはようございます」と声をかけます。ほとんどの方は「おはようございます。」「ご苦労様です。」と笑顔で返してくださいますが、先を急いでいるのか、そうでない方もいらっしゃいます。
 上の階段の写真で、階段の両側に黄色と青色の幟が立っていますね。その幟は「日立市学校支援実行委員会」の皆さんが立ててくださったのですが、それぞれにこんな言葉が書かれています。「あいさつで みんなとつながる豊浦学区」「明るい笑顔と挨拶は 豊浦みんなの宝物」
 「笑顔」と「挨拶」。豊浦学区の中にある高校として、この2本の幟にこめられた気持ちを大切にしながら、これからも登校指導を続けてまいります。


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