Nippoku Style | 入っていいのかなぁ?
 
 「前任校で、日立北高を外から見ていたとき、正直言って、勉強ばっかりさせられてと思っていました。でも、そうじゃないんだと言うことを、日立北高に転勤してきて、日立北高の生徒達の表情を見ていて気づかされたんです。」
 < --- シンとした体育館に、熱っぽく語る本校の先生の声が響き渡ります --- >
 「生徒の表情が、みんな明るいんですよ。これには最初驚きました。外から見ていた印象と、全く違うんです。生徒達も、勉強をやらされているという感じじゃなくて、自分からやってるって感じなんです。」
 < --- 更に続きます --- >
 「今わかったことは、みんなでやってるから楽しいんだということです。一人で勉強するから辛いんで、みんなでやれば、そして苦しいときでも近くに友達がいれば、何とか乗り切れるんです。野球だって同じですよ。自分で野球をやろうと思って部に入り、そしてそういう生徒が集まってやっているから、苦しい練習も乗り切れるんです。勉強も部活も同じです。団体戦なんですよ。」
 「私たちは、皆さんのやる気を引き出して、それをサポートするのが我々の仕事だと思っています。」
 以上は、中学校での説明会の一コマですが、「皆さんのやる気を引き出してそれをサポートする」「団体戦」という説明は、本校の特長をよく表していると思います。
 今朝8時過ぎに学校に着いたら、もうJOYホールでは3年生達が勉強していました。そして、玄関前に二人の女子生徒が所在なげに立っています。
   「どうしたの?勉強に来たの?」
   「はい。でも、入っていいのかなぁ?と思って。」
   「大丈夫だよ。せっかく勉強しに来たんだもの。」
 二人は2年生だったので、入っていいものか迷っていたのでしょう。雨の中,折角学校に来た生徒のこういう気持ち一つ一つを大切にしていくことが、「生徒のやる気をサポートする」本校の行き方です。


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