Nippoku Style | “Holos”の意味を御存知ですか?
 
 本校の保健通信のタイトルである“Holos”をみて、「一体どんな意味なんだろう?」と思ったことはありませんか?“Holos”の上に、小さく「心とからだの総合的な健康を」とありますね。この言葉に、保健通信を書いている先生の気持ちのすべてが込められています。
 「holos(ホロス)」とは、「全体」を意味するギリシャ語で「全体性に向かう」ひいては「宇宙と調和する」という意味につながります。そして「holos」から、英語の「whole(全体)」「heal(癒す)」「health(健康)」「wholesome(健康な、健康によい)」「holy(聖なる)」などが派生したと言われています。今、話題のホリスティック医療も「holos」を語源としています
 「ホロス」の反対語が「アトム」という言葉です。アトムは原子ですから、アトム的な見方というのは、ものごとを細かく分解して見ていきます。これは現代の科学や科学技術の進歩という面で、大きな成果をあげてきました。しかしその反面、ものごとのつながりや全体を見落としてしまう可能性もあります。
 本校の保健通信は、生徒(人間)をできるかぎり広く深くとらえようとする考えから「ホロス」と名付けらました。つまり、生徒(人間)を、身体、感情、思考、魂などが複雑に関連した「全体」ととらえているのです。
 そして、生徒の自己形成は、自己、他者、共同体、社会、国家といった視点だけでなく、自然、地球、宇宙、無限といった幾重にも広がり深まっていく世界のなかで、それらとの不可分なつながりのなかで起こるとかんがえ、「ホロス」と名付けられたのです。
 本校の保健通信「ホロス」には、毎号作成している養護教諭の先生の、生徒の自己形成を願う「熱き思い」と壮大なロマンが込められているのです。
→ 保健通信「ホロス」はこちらから


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