Nippoku Style | センター試験第一日目
 
 現在、センター試験の第一日目が行われています。生徒達が試験場に入ってしまうと、午後6時35分の英語リスニング終了時まで、私たち教員とは接触できなくなるので、数名の教員を除きいったん学校に戻ってきました。
 今年は、例年の試験会場である茨城大学工学部が改修工事中のため、日立一高で試験は行われています。体育館が、受験生や私たち教員の控室になっており、机・椅子が用意されていました。約850人の受験者に対して机と椅子は320人分しかありませんでしたが、日頃から早く登校することに慣れている日立北高生のほとんどが、机に座って最後の確認を行っていました。
 自分が普段使っている参考書や教科書で最後の確認を行う生徒もいましたが、昨日全員に分けられた「チェックプリント」を広げて確認している生徒の姿もたくさん見られました。中には、昨日のプリントを家に忘れてきてしまい、担任の先生の所に「先生!あのプリントがないと辛いんです!」と助けを求めてくる生徒もいました。でも担任の先生が、「そうだろうと思って持ってきたよ。」と言いながら、ゴソゴソとカバンの中から「チェックプリント」を出してくれ、周りにいた先生達から「良かったなー、プリントあって。」と声を掛けられるなど、緊張の中にも本校独特の温かさを感じました。
 本校では毎年、「誰も使うことがないはず」「役に立たない方がいい」と思いながらも、「万が一」を想定して鉛筆や消しゴムなどの文房具、医薬品の入った救急バッグなどを持って行きますが、今年は高校が会場のため、上履き用のスリッパも数足持って行きました。結果は、時計2個とスリッパ2足が役立ってしまいました。
 第一日目の終了まであと約3時間。生徒の頑張りを信じます。


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