Nippoku Style | 久々の雪景色
 
 昨日・一昨日と、3年生は大学入試センター試験を無事終え、これからはセンター試験の自己採点の結果を基に、具体的な出願大学の絞り込みをする大事な時期に入っていきます。
 3年生にとっては、3年間続けてきた努力の集大成である大事なセンター試験に合わせるように降った雪。昨日一日でほとんど溶けてしまいましたが、その名残はまだたくさんあります。
 今朝、雪の上を渡ってくる肌を刺すような寒風の中、構内を歩いて見ると、雪の上に小さな足跡がたくさん残っていました。鳥のような足跡が多かったのですが、中には小動物と思われるような足跡も結構ありました。
 プールと弓道場の前には、動物らしい特徴ある足跡がずっと続いていましたが、残念ながら、私には何という動物の足跡なのかわかりません。今まで気づくことはありませんでしたが、日立北高の敷地内には、意外とたくさんの鳥や動物が、私たちの姿を見ながら生活しているのかもしれませんね。
 そんな動物たちの足跡を探しながら歩いていたら、体育館の方からなにやら音が聞こえてきました。音がする方に行ってみたら、体育の先生方が、生徒達が滑らないように凍った雪を削っている音でした。ありがたい気遣いです。
 昨日から今朝にかけての冷え込みはとても厳しいものでしたが、それを物語るように、鎖樋(雨水を鎖の表面を伝わらせて下に流すもの)の回りも、堅い氷で覆われていました。
 全国で雪が降り、冷たい風が吹き付けている昨日・今日ですが、校歌碑の両側にある梅の木には間違いなく花の数が増えています。そのピンクの小さな花を見ていたら、体育の授業に向かう生徒達が、「うわー、さっみー!」といいながら昇降口からグラウンドの方にかけていきました。吹いてくる風は冷たいですが、ピンクの梅の花からも日立北高生からも、「元気に生きてる」という実感を感じさせられる光景でした。
 冷たい風の中でも雪が太陽の光を受けてキラキラ輝くように、生徒達の中に潜んでいる輝きを見つけ、それを伸ばす手助けをするのが、私たち教員の仕事です。


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