Nippoku Style | ようこそ先輩
 
 今日、13人の卒業生を招いて、2年生を対象に「学問観育成セミナー」が行われました。
 今日お招きした先輩方は、大学1年生から3年生です。それぞれの先輩が学んでいる大学の様子や雰囲気、自分が専攻している学問分野やその専門内容について紹介していただくことで、本校の生徒達に大学の雰囲気を伝えてもらいました。さらにその上で、本校の2年生が、学部・学科を決める手助けとなるようなアドバイスをしていただきました。
 今朝、2年生の生徒に「今日は、どんな分野を聞く予定なの?」と聞いてみました。その答は、
   「自分は薬学を目指しているんですが、教育にも興味があるので、教育を聞いてみます。」
   「工学部に生きたいんですが、学科が決まらないので、先輩の話を参考に決めたいと思います。」
   「農学部に生きたいので、○○先輩の話を楽しみにしています。」
など様々でした。短い言葉のやりとりの中からも、生徒一人一人が、先輩の話を楽しみにしていることはよく伝わってきました。
 大学のホームページやパンフレットを見ると、その大学の様子はある程度わかります。しかし、自分たちの先輩が、どんなことを感じながら学生生活をおくっているのかを直接聞くことで、大学がより身近な存在として捉えられ、「よし、やろう!」という気持ちにもなれると思うのです。
 後輩のためになるのならと、わざわざ帰省してくれた先輩達。そして、その先輩達の話を楽しみにしている在校生。会議室の黒板に貼られた「ようこそ先輩」の文字が、先輩を迎える生徒達の気持ちを表していると感じました。
 長年教員をしていると、同窓会は勿論、卒業生個人に助けられたことは、これまでにたくさんあります。「母校のためなら」「後輩の役に立つなら」と、気持ちよく協力してくれる卒業生達。今日の学問観育成セミナーもそうですが、「卒業生はありがたい」としみじみ感じます。


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