Nippoku Style | 案ずるより・・・
 
 台風15号が日本列島を縦断する進路をたどりそうです。
 厳しかった残暑が嘘のように消えてしまいました。すこし肌寒いくらいです。
 いよいよ、運動や学習に最適の季節になりました。特に、3年生は進路の決定に向けて全力を傾ける時期となりました。校内でも、自分の進路に向かって日々全力で取り組んでいる姿を見かけます。たいへん頼もしく、期待をしてしまいます。
 しかし、順調に成果がでている生徒ばかりとは限りません。一生懸命に努力しているのになかなか思うように伸びないと感じている生徒の方が圧倒的に多いはずです。特に、部活動に力を入れてきてこの夏休みから本格的に学習を始めた皆さんは、目に見える形での成果が確認できずにとても精神的に苦しいものと思います。そんな時は、親しい友人や先生方に苦しい胸の内を話して見ましょう。「案ずるより産むが易し」です。きっと明るい希望が見えてきます。
 「スランプや学習時間に比例して成績が伸びない時期があるのは、当たり前。続けていけば必ず、成績は伸びる。」「今はまだ結果に出る前の段階。根気よく続けていこう。」 「成績は右肩上がりで伸びるものではなく、階段のステップのように上がるので今は我慢の時だ。」こんなアドバイスをしたことを思い出します。
 話は変わります。かつて、学生自治会などが受験の合否を電報で知らせてくれました。不合格者の心情に配慮した郷土色豊かな電文がありました。「ミチノクユキフカシ(東北大)」「ニホンカイノナミタカシ(富山大)」「アカシアノハナガチル(小樽商大)」「サクラジマバクハツセズ(鹿児島大)」。一方、合格者へも「マリアノカネガナル(長崎大)」「オチャカオル(お茶の水大)」「ダイブツヨロコブ(奈良教育大)」「クジラガツレタ(高知大)」としゃれたものがありました。
 「サクラサク」を目指して、苦しくても頑張りましょう。


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