Nippoku Style | 「見た目」ってとっても大事なんですね
 
 先日、高等学校PTA連合会などが主催する生徒指導中央大会が小美玉市四季文化館で行われました。全県からPTA役員、担当教諭など500名が参加しました。
 「制服の着こなしについて〜たかが制服、されど制服〜」という演題で制服製作会社の開発本部長さんがとても勉強になるお話をして下さいましたので、紹介します。
 英国人が最初に受ける授業はボディコミュニケーション、自分をよく見せる表情、見かけ、マナー、ドレスコードと着こなしである。人が他人から受け取る情報は、「話す言葉の内容」が1割弱、「見た目・身だしなみ・しぐさ・表情」が5割強、「声の質(高低)、大きさ、テンポ」が4割弱ということです。いかに内容のある話をしても、見た目やしぐさ、表情などが良くないとよい印象を与えることができません。
 目をかけるとよくなることを『ピグマリオン効果』といいます。「親や先生の期待を自覚した生徒が向上することはよく知られています。
 伝統的な日本人の生き方とは「恥じらいの美学、緊張感と節度ある生き方」でした。高校生は執行猶予世代であり、傍若無人でも通用したのは3.11大震災以前のことです。大目に見てくれる世間はもうない。「もはや、呆けている場合ではない」
 企業が新人を募集すると、1人当たり2億円をはるかに超える費用がかかる。よく役立つか、役立たないやつか、同じ金額を払うなら、「ピリット」した奴がいい。
 優秀な指導者は「使える子ども」を@気配り A目配り B身のこなし で見分けています。企業は見かけで峻別するので、外見チェックで向上心、プライド、観察力、考える力、やりぬく力を判断します。もちろん、普段から制服をきちんと着こなしていれば、就職面接や大学入試面接の場面でも特別に神経を使う必要はありません。
 能力、体力が同じなら目標への執着とまとまりで差ができます。所謂『場のちから』です。日立北高で、耐える力、恥を知る力、己を誇り大事にする力を磨いた君たちは「自信を持って」様々な困難にチャレンジしてほしい。日北の「場のちから」を信じて。


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