Nippoku Style | 献血は16歳からできるボランティア
 
 今日は、高校入試の合否を決める会議や合格発表の準備で、生徒は自宅学習です。  保健室に「はたちの献血キャンペーン」のポスターがありました。同時開催の高校生キャンペーンは3月末まで実施しています。「献血は16歳からできるボランティア♪」のキャッチでやっていますが、輸血用の血液は不足した状態が続いているようです。
 各地の血液センターによると、東日本大震災の後は、多くの方が献血に関心を示してくれたようです。しかし、長続きせず、ここ数ヶ月は慢性的に不足しているとのことです。現在は、震災の影響で献血する環境が整っていない東北地方と、近畿地方で不足が続いているようです。
 血液は、『栄養や酸素を運ぶ』、『出血を止める』など、生命の維持に欠かせない役割を担っています。私たちの周りには、病気やけがで血液を必要としている方がたくさんいます。しかし、医療が発達した現在でも、血液を人工的に造ることはできません。医療を支える血液は、多くの方の善意による献血で支えられています。
 血液製剤は長期間保存できるものではなく、血小板製剤などのように有効期限が採血後4日間と非常に短いものもあります。医療の現場では、輸血を必要としている患者さんに対して、安定的に血液を供給する必要があります。そのためには、季節を問わず、常に多くの方々からの善意の献血が必要とされています。
 さまざまな病気の治療に使われ、一日に約3、000人の方が輸血を受けています。 輸血というと、交通事故など不慮の事故でけがを負ったときに使われるイメージがありますが、実際の輸血用血液製剤の使われ方をみると、そうしたけがの治療で使われているのは3%程度で、8割は病気の治療で使われています。その病気のうち、多くを占めているのが、がんの治療です。
 日本赤十字社の予想では、現在の献血率(献血可能人口の献血率やく6%)のまま、少子高齢社会がすすむと、平成40年(2028年)には、献血者やく100万人分の血液が不足するようです。
 日立駅前の三井生命日立ビル5階の献血ルームからは太平洋の大海原が見えます。海を見ながらの献血はいかがですか?また、異動献血車が、3月16日(金)にベイシア高萩モール店に、3月17日(土)にカインズホーム日立店前にやってきます。「献血」は手軽にできる最高のボランティアです。皆さんのご協力をお願いします。


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