Nippoku Style | 星に願いを・・・
 
 昨日の夕方から夜にかけて、空を見上げた人がたくさんいると思います。金星、月、木星がほぼ等間隔に縦に並んだのです。月は細い月、月齢は3.5です。日没後の西の空に、時計皿のようなほそ〜い三日月を明けの明星(最も明るい惑星)と木星(2番目に明るい惑星)が上下から挟み撃ちするおもしろい光景が見られました。
 帰宅した午後7時20分頃、私はとなりの3歳の坊やと一緒に、庭の向こうに西の空を見上げました。3歳の坊やは、お皿のような月には反応しましたが、星はたくさん見えるので「おじちゃん、ほしがいっぱいだね」とおおはしゃぎしていました。金星のさらに上に6、7個の星が集まったすばる(プレアデス星団)も見えていたのですが、それらも含めて「いっぱいの星」が見えたのでしょう。
 ところで今年は、日本で皆既日食が見られますね。ご存知の方も多いでしょう。5月21日の朝です。それも、太陽がリング状に見える金環日食です。今から楽しみです。
 さて本日の写真は、去る3月9日の夕方、卒業した3年3組の皆さんが行ったキャンドルナイトの光景です。「校長先生、準備ができましたのでお願いします」卒業生の粋なはからいで私も参加しました。ほんとうに心の優しい子どもたちです。
 このクラスは震災後の毎月、11日に合わせて震災復興を願ったイベントをやってきました。この日も30名ほどの仲間が集まり、思いを込めてつくったオリジナルのキャンドルを灯して、犠牲になった方々へ1分間の黙祷を捧げました。
 仮設住宅やアパートなどで窮屈な生活を強いられている皆さん、はやく「元の暮らし」に戻ることができますよう、お祈りいたします。
 やわらかなろうそくの灯りはとてもいいものです。それに劣らず、春の夜空に輝く星や月もなかなかいいですね。私には、明るく輝く金星や木星が明るい未来に見えました。



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