Nippoku Style | 新任式・始業式を行いました
 
 晴れたり、風が強くなったり、通り雨が降ったりと目まぐるしく変わる天候のなかで、平成24年度の新任式・始業式を実施しました。
 今春退職された4名,ご転出された6名、合わせて10名の先生方の後任として、新たに14名の有能なスタッフが加わりました。非常勤講師枠の増加などにより4名増えることになりました。職員数が増えるのは組織の活性化につながります。とてもうれしいことです。
 継続して勤務する我々教職員も、気分一新して、新任の先生方と力を合わせて頑張っていく所存でございます。よろしくお願いいたします。
 新任者を代表して、保健体育課の今橋伸一先生が在校生に「勉学や部活動にわれわれと一緒に、一生懸命取り組み、日北の伝統を受け継ごう。また、友人をたくさんつくろう」と呼びかました。
 始業式では、次のような話をしました。今年度もよろしくお願いします。
 3年生は,名実共に最上級生となり,高校生活の仕上げの年となりました。自分自身の新たな旅立ちの時に備えて,しっかりと勉学に励んでもらいたい。
 
 2月に行われた「ようこそ先輩」学問観育成セミナーにおいて,先輩たちの受験体験を通したアドバイスにもあったように,目標を高く持ち,最後まであきらめずに取り組むことが大切です。「夢は逃げない,逃げるのはいつも自分だ」という言葉があります。最後まであきらめないモチベーションを持って欲しいと思います。
 
 併せて,部活動や生徒会活動,学校行事など高校生活のまとめとして,しっかりと取り組み,日北の伝統をしっかりと下級生に引き継いでもらいたい。
 
 2年生は,学校の中核となって活躍してもらう学年です。 大いに力を発揮し,自分の進路の方向性を見いだし,目的に向かって努力することを期待しています。
 
 授業を中心に,予習・復習をしっかり行い,初心を忘れず,夢を持ち,新たな気持ちで入学してきたことを,もう一度,思い出してほしい。入学後のチャレンジセミナーで「勉強とはちょっと無理をして頑張ること」だと話しました。そして,勉強は「積み重ね」が大切です。今年は昨年以上に「ちょっと無理をして頑張ってみましょう。」
 
 そして2,3年生全員に期待を込めて二つのことをお願いします。
 
 一つ目は,将来,日本を背負って(しょって)立つことが期待されている皆さんには,いつも,世界に目を向け,視野を広げて,物事をとらえる習慣をつけてほしい。  昨年の大学模擬授業においでくださった大学の先生へのアンケート項目「今,大学生に求められていることは何か」という設問に対し,多くの大学の先生が,「自ら学び,主体的に,考えること」とともに「海外に出て行く勇気をもってほしい」と回答していました。高校生の今から,視野をひろげることを心掛けてください。ちなみに,大学受験も全国の受験生が相手です。
 
 二つ目は,ごくごく基本的なことですが,皆さんに「凡事徹底」という言葉を紹介します。イエローハット(自動車関連部品を取り扱っている会社)の経営者 鍵山秀三郎(かぎやま ひでさぶろう)さんの言葉ですが,「平凡なことを非凡に努める」つまりは,誰にでもできる簡単なことを,誰にもできないほど続けるということです。
 
 あいさつをする,授業に出る,予習・復習をする,身の回りをきれいにする,ゴミを捨てない,メモを取る,寝る前にその日の行いを簡単にまとめる,など誰にでもできることを3日坊主ではなく,徹底して行うこと,あたりまえのことを徹底して行うことはたいへんむずかしいことです。これこそが「継続は力なり」です。パナソニックの創業者である松下幸之助氏も「継続できれば失敗しない(失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因がある。最後の最後まで、あきらめてはいけない)。また「こけたら,立ちなはれ」」とおっしゃっています。凡人は成果がでるまでに断念し,成功するまで我慢できずにあきらめてしまうのが常です。
 
 誰でもできることを徹底して行うことができれば,予想もできないほどの成果が出ますし,勉強などにも妥協を許さない,心の強さも身につきます。



copyright (c) Hitachikita , All Rights Reserved

Supported by 日立北高等学校同窓会「北窓会