Nippoku Style | 3年生は東京ディズニーシーで楽しんできました
 
 先週の金曜日、3学年ともに「遠足」に出かけました。
 3年生は高校時代最後の遠出であり、気心の知れた仲間との楽しい1日となりました。その楽しい様子は、これらの写真を見れば一目瞭然です。
 今年の3年生は女子よりも男子の方が20名ほど多く、理系には男子クラス(通称:ダンクラ)があります。中学校まで男女共学で学んできた子どもたちにとって、男子だけのクラスに、はじめは違和感があったようです。時間の経過とともに、その楽しさ・居心地の良さが出てきたようです。今は皆とても仲良くやっています。そして、本校生は男女の仲もとても良く、お互いにそれぞれの良さを尊重しながら、日々の教育活動の中で切磋琢磨しています。
 ところで、日本をはじめ多くの国々が、長い間男性優位社会でした。日本では戦後、民主主義が着実に根付いてきましたが、それにつれて、男女共同参画社会が提唱されてきました。まだ、政治や行政機関だけでなく民間企業のトップも男性が多いとか、デートDVの問題など理想の社会には多くの課題を抱えていますが、女性の地位や権利は年々向上してきています。そして、女性上位の家庭も少なくありません。
 日立市の男女共同参画審議会では、クォータ(quota:割り当ての意味)制を導入しており、委員を決定する際、「男女のいずれか一方の委員数が総数の4割未満であってはならない」の規定によって男女がほぼ同数になるように配慮しています。
 女性の経済的・社会的自立が叫ばれて久しいですが、「自分がどのように物事を考え、他人のせいにしないで、自分の人生を好転させていくか」は、それぞれ自分のこころの中にあると思います。女性だけでなく男性も、自分の性を意識しないで、学校、地域社会、職場などで堂々と、活き活きとした生活をしてほしいと考えています。
 ここで、日立市が全国に向けて募集した「男女の生き方に関する詩」の応募作品から、一編の詩を紹介します。
男と女の一風景
 
                                  水口 達彦(岐阜県)
 
 男はいつもポケットに 小さな女を入れて歩いている
 
 今日は 黙って 家事手伝い 鍋や茶碗を洗っている
 
 女はいつも買い物袋に 小さな男を入れて歩いている
 
 今日は 彼の大好きな秋刀魚
 
 
 
 そう 男も女も どこかに 小さな「いたわり」があるから
 
 今日も二人で歩いている



copyright (c) Hitachikita , All Rights Reserved

Supported by 日立北高等学校同窓会「北窓会