Nippoku Style | 金環日食が見たいな〜
 
 5月21日(月)は日食です。本県では、好条件で金環日食が観察される見込みです。
 本校では、科学部の皆さんが当日朝7時から校内で観察会を開きます。一般の生徒の皆さんも自由に参加することができます。
 科学部員が「日北ダブルルーペ投影器」や「日北木もれ日風ピンホール観察箱」を作成しました。月曜日はこれらを使って観察する予定です。当日は第2回定期テストの初日になりますが、テスト前の貴重な時間を使い、独自の観察機器をつくったのですから子供たちのためにも”好天”を祈るばかりです。『お天道様、お願いしますよ』
 また、国立天文台が広報しているように、日食の観察には危険が伴います。本校では、この貴重な機会を活かそうと全校生徒と全職員に日食観察安全シートを配付しました。ぜひこれを活用し、肉眼で直接太陽を観察することのないようお願いします。
 平野博文文部科学大臣も本日の閣議後、会見で「誤った方法で観察した場合は目の障害につながる可能性があるので、十分に注意してほしい」と述べ、裸眼ではなく、日食グラスなどを使った観察を呼びかけました。
 日食は7時前から始まりますが、本校で金環食が観察されるのは7時36〜37分頃からの5分程度と予想されています。その時間はちょうど本校生の登校時間と重なることから、観察する場合には一本早い電車で登校し、本校の敷地内で観察するようホームルームで呼びかけています。例年各地で日食に気をとられた交通事故等が発生しているそうです。十分気を付けて登校して下さいね。
 参考に、過去に見られた日食の写真を載せておきます。こんな金環日食をほんとうに見たいものです。
@ 1998年8月22日「マレーシア金環日食の連続写真」
A 1994年5月10日「アメリカ・テキサス州エルパソ」…直接太陽を見る以外にも、「ピンホールの原理」を利用して投影することで日食を観察する方法があります。小さな穴を開けて太陽光を通過させ壁などに投影すると、欠けた様子を安全に見ることができます。同様の原理で、木漏れ日でも欠けているのがわかります。
B 2010年1月15日「モルディブ金環日食」
C 1987年9月23日「沖縄で見られた金環日食」



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