Nippoku Style | 女子ソフトテニス部、高校総体県大会で準優勝!!
 
 高校総体ソフトテニス県大会は6月8日(金)から3日間、水戸市総合運動公園テニスコートで行われました。
 5月30日のNippoku Styleで紹介したように、男子だけでなく、女子も急速に実力をつけています。特に、団体戦は精神的な側面が大きく、個人戦では勝つことがむずかしい相手にも勝つことができます。応援の力はそれほど選手に力を与えます。
 ちなみに、ドイツのプロサッカーリーグ『ブンデスリーガ』に所属するドルトムント(香川真司選手が活躍した)チームの過去35年間における勝率を調べてみました。ホームとアウェーに分けると、ホームでは勝率7割に対し、アウェーでは4割を切ります。ホームでは圧倒的に優勢です。バイエルン、シュツットガルトなど他の強豪チームも同様の傾向です。
 統計的にいえば、これはおかしな数字です。ホームチームだからといって、ルールや用具などにハンデはありません。馴れたグラウンドや移動しなくてもよいなどの「物理的」な有利さだけでなく「サポーターの応援」がもっとも大きな要素と言われています。サッカーは「心理ゲーム」。心理・精神状態でパフォーマンスが「20%」に落ち込んだり、「120%」に跳ね上がったりするようです。応援が選手たちを勇気づけることはサッカー以外の競技でも当然あります。
 関東大会で県ベスト4に入った本校女子ソフトテニス部の目標は当然インターハイ出場です。それには県大会を勝ち抜き、優勝するしかありません。
 6月9日(土)は風雨が強く、2回戦の途中で順延となり、10日(日)の長い1日だけの戦いとなりました。2回戦の水戸工高に3:0、3回戦の下館二高にも3:0で勝ち、勢いにのることができました。準々決勝の鹿島高校、準決勝の古河一高はいずれも強敵でしたが、勝負所で精神的な強さを発揮して、いずれも2:1で勝利しました。盛り上がっている様子は写真からもお判りいただけると思います。本校男子だけでなく県北地区のすべての選手が本校を応援してくれました。
 決勝の相手は関東大会準々決勝で破っている取手一高です。時間は午後5時を過ぎていました。一番手と二番手がコートに入り、同時進行で試合が進みます。ともに大声援を受け、全力で戦うことができました。一番手が負けた時点では、二番手はゲームカウント3:1とリードしていました。ここを押し切れれば優勝の目がありましたが、開き直った相手チームに逆転を許して敗れてしまいました。
 女子は創部初のインターハイ出場を惜しくも逃しました。逃したサカナは大きいと言います。あと一歩で栄冠がつかめたのに・・・。表彰式で悔し涙を流しています。さぞ、悔しかったことでしょう。
 本校は2年生が主力のチームです。「幸運の女神の前髪を掴め」とか「チャンスの神は前髪しかない」といわれています。今回の経験を生かして、チャンスがきたら何としてもそのチャンスを掴んでほしいものです。
 引退する3年生に「はなむけの言葉」を贈ります。「誠実にプレーして敗れたのであれば、誇りを失うな」大好きだけれど苦しかった部活で培った自信を持ち続けていきましょう。



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