Nippoku Style | 特定外来生物?
 
 今朝はドンヨリ曇っており、小雨が降る蒸し暑い日になりました。ときおり薄日が差してますが、湿度の高い状態が続きました。本校は海が近く高台にありますので、海風が吹くことが多いです。水戸市内と比べるととても過ごしやすい土地柄です。今日も弱いですが、風が吹いていますので、校舎の外は意外に気持ちがいいものです。ベタベタと肌に湿気が張り付いている感覚は残りますが、・・・。
 梅雨時に咲く草花が、校内のあちこちに咲き誇っています。いかがですか?私も気分転換になります。
 ところで、私の家の近くを高速(北関東道)が走っています。その法面(のりめん)に濃い黄色の花が群生しています。とてもきれいな光景なのですが、このオオキンケイギクにはつらい呼び方があります。外来植物、特定外来生物、侵略的外来種などです。丈夫で繁殖力が強いということで、この植物は今各地で目のカタキにされています。もとはといえば、30年ほど前、高速道路の法面緑化のために、北米からわざわざ日本に連れてきた植物です。丈夫で美しい花なのですが、あまりに丈夫で増えすぎて、日本の貴重な在来植物たちが減ってしまったのです。各地で、この花を駆逐する運動が繰り広げられています。
 県内でもオオキンケイギクが急拡大しています。6月23日には笠間市の環境団体が、市民への啓発も兼ねて一斉駆除を行いました。
 もともとあった植物を守ろうとするのは、当然の流れだとは思いますが、外来植物たちを忌み嫌うのもどうなんでしょうか。オオキンケイギクのように、人間が意図的に導入したような場合、先の見通しを持たない行動を反省するべきは、我々人間です。自然の摂理に余計な手を加えたことを、私たちは十分に反省しなくてはいけないと思います。
 話は変わりますが、下の写真のとおり、校長室で鈴虫を飼っています。まだ小さな幼虫ですが、元気に育っています。もちろん、この鈴虫は「特定外来生物」ではありません。
 7月中には成虫に羽化し、「リーンリーン」という涼しい音色を奏でます。この鈴虫は父母が飼い始めて20年以上になるものです。今年もたくさんの幼虫が卵から孵りました。まだまだ、たくさんいますので、ほしい方は一声かけて下さい。お分けします。



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