Nippoku Style | 本校名物の大学模擬授業、20名の先生が講義をしてくれました
 
 昨日の午後、日立北高の名物行事の一つである「大学模擬授業」が行われました。
 この行事は、「大学の先生による最先端の講義」を体験することで進学する目的意識を高めることなどが目的です。9大学、20名の先生方にお世話になりました。北から、秋田大学、山形大学、新潟県立大学、福島大学、宇都宮大学、群馬大学、信州大学そして地元の筑波大学、茨城大学です。今年はいずれも国公立大学にお願いしました。
 全学年713名の生徒が20講座に分かれ、60分の講義を2時間、受講します。時間帯は1講座目が13:15〜14:15、2講座目が14:30〜15:30です。講義終了後、自分のHRでレポート及びアンケート記入(〜16:05)となります。
 本校では、講師の受付・案内・接待、会場の整備、授業に使う機材の準備から講義の際の司会進行、アンケート用紙の配布、質疑応答、講師への謝辞まですべて生徒が担当します。緊張しながらも笑顔を絶やさず、誠心誠意努めます。
 ある先生は、パソコンによるスライドを準備後、15分前にもかかわらず講義を始めて下さいました。60分でなく、75分の講義となりました。先生曰く「大学では90分でやってますから。生徒さんの準備もできており、はやく始めてほしいような顔をしてましたので」このエピソードには嬉しくなりました。
 お世話になった大学の先生方には、優れたレポート3編をお送りさせていただきます。ここでは、私がランダムに選んだレポートの一部を紹介します。
○講義名「免疫と食物エネルギー」・・・ 講義内容は、ちょうど生物の授業で習ったところだったので、先生のお話をよく理解しながら聞くことができた。私自身は食物アレルギーは無いが、アレルギーのしくみやアレルギーを防ぐ方法を知ることができたので、これらの知識を今後の生活に生かしたい。また、先生は知識活用能力や暗黙知についても話されたが、私が持っている形式知を暗黙知へと変えていきたい。今後、疑問を持ったことについて、考察を深めていきたい。
○講義名「アインシュタインの相対性理論」・・・ 興味はあったが、理解不能だった『相対性理論』については、「光に近い速度で運動した人の、地球上での時間や空間の振る舞いが違う」ということがわかった。たとえば、「亀が宇宙を旅して戻ってきたら、地球上では100年後になっていた」ことになり、宇宙旅行をした人が、しなかった人よりゆっくり年をとるようだ。  可能なら、私も宇宙旅行がしたい。
○講義名「ザ・保健室」・・・ 保健室の歴史、機能、教育的価値などを学んだ。生徒は気楽に利用していいことをはっきり話してくれ、とても安心した。「保健室は学校のパワースポット」「保健室は生徒のリゾート地」、これからどんどん利用したい。一方、養護教諭は保健教育、情報収集、医療機関との連携など教育者・看護者として多くの知識が必要で、大変な仕事だなと思った。本校の先輩である大学院生の話も聞くことができ、大学は”自分次第”で道が開けるところだとわかった。 隣の人とのロールプレイングやフラダンスが楽しく、有意義な模擬授業になった。



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