Nippoku Style | 大学模擬授業、生徒のレポートを紹介します
 
 太平洋高気圧がせり出し、ふたたび夏らしくなってきました。湿度が高く息苦しいです。夏山を歩いて見たいです。
 大学模擬授業のレポートをいくつか紹介します。この講座を受けて、「猛烈(モーレツ?)に勉強したくなった」「早く大学生になりてえー」との声を3年生から聞くことができました。
●人間の脳は100億ものニューロンで作られている。人間並みの集積回路を作ろうとすると6、000℃を超え、現在の技術では作れない。超高精度、超大容量、超高速であるが、エネルギーを多く使うため、熱が発生してしまうためである。浅川先生(群馬大学)は人間の脳のニューロンのようなエネルギーは少なくて済むCPUを作ろうとしている。  2,020年、全世界のコンピュータの1%を「生体型情報処理」にするだけで、26億トンものCO2を削減できる。これは日本が排出するCO2の50%に相当する。  先生の授業を聞いて、まず自分にできない発想だったし、「スゴイ」の一言では言い表せない。地球温暖化を抑制することができる「夢のような発想」には大きな関心がある。自分も研究してみたい。
▲ラテンアメリカには明るいイメージがあったが、アナ先生の講義に驚くことがたくさんあった。ラテンアメリカといっても、公用語も人種も歴史も宗教も違い、それぞれに独自の文化があった。私の中では失われた先住民がいたことにも驚かされた。 アナ先生の授業から、世界に目を向けることの大切さ、それぞれに発展した文化の面白さ、その背景にある歴史的な違いなど、新しい視点を発見することができた。また、カリブ海に浮かぶ多くの島々がアメリカ合衆国との貿易によりアメリカ的な経済市場になったこと、貿易により西欧系の言語と先住民系の言語が融合して「クレオール語」が出来上がったことなど楽しく、興味深く聴くことができた。  世界についてもっと沢山のことを知りたいと強く思った。
◆私は宇都宮大建築学部に関心がありましたが、増田先生のお話はとても興味の湧くものでした。建築物のデザインを勉強しようと思っていましたが、外観や内装が良くても地震で倒壊してしまっては何にもなりません。建築の基礎や耐震や免震の勉強をして、その上デザイン性の高い建物を設計したいと強く思いました。さらに、阪神・淡路大震災や東日本大震災以上の地震にも耐えられ、被害を最小限に抑えることができるまちづくりも勉強したくなりました。 先生の講座を受けて、将来の夢に、一歩近づいた気がしました。ありがとうございました。



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