Nippoku Style | 山岳部は北アルプスを縦走してきました
 
 本校の山岳部は、北アルプス表銀座コースを縦走しました。
 8月26日から30日まで4泊5日の日程で、夏山合宿を実施しました。日立工高山岳部、総和工高山岳部と合同でのトレーニングを兼ねた合宿です。昨年は夏山合宿ができませんでしたので、2年振りです。
 初日は、北アルプス松本側からの玄関口である中房温泉の幕営地にテントを張りました。温泉が湧出する土地柄のため、地面があたたかくてシュラフ(寝袋)も要らないほどでした。
 2日目、 燕岳を目指した登りが始まりました。燕岳までの登山道は、北アルプス三大急登の一つと呼ばれていますが、登山道自体は良く整備されていました。合戦小屋で少し長めの休憩を取りました。好天に恵まれ、大天井岳や常念岳がきれいに見えました。「北アルプス、最高!」尾根に出ると、目標の燕岳がくっきりと見えます。
 この辺の山は花崗岩でできているので、岩肌や登山道が白く、青空によく映えます。ようやく燕山荘に到着しました。「ほんとにすごい登りでした」槍ヶ岳から穂高連峰まで、とても良く見えました。
 昼食後、この日の幕営地である大天井岳を目指して、体力を振り絞っての山行です。普段の練習の成果が問われます。トレーニングをサボらないでよかったあ〜。
 3日目、この日のルートは西岳から東鎌尾根を経て、今山行の第1目標である槍ヶ岳を目指すものでした。しかし、2日目に体力を使い切ってしまったメンバーがいたため、無理をせず、西岳から迂回コースで上高地側の横尾山荘を目指すこととなりました。やはり安全第一です。休憩するたびに、目の前の「槍ヶ岳」がくっきりと見えます。これだけきれいな「槍ヶ岳」をみることができたことはとても幸運でした。それにしてもきれいな山です。「日本のマッターホルン」と言われるのも何となくわかります。
 横尾山荘には、テント泊の登山者も入ることのできる入浴施設があります。元気な部員は久しぶりのお風呂に「感激!」していました。
 あとは、上高地までの緩い下りのすばらしく整備された登山道を進むだけです。快適な山行となりました。
 夏山では最も怖い”雷”にもあわず、無事に帰宅することができました。今回の夏山に参加した部員はトレーニングの大切さを身を持って体験しました。その他、テント設営や天気図読みも頑張って、一人前の山男になってほしいですね。




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