Nippoku Style | 卒業式も本校の自慢の一つです
 
 春の陽光には恵まれませんでしたが、とても暖かな中での卒業式になりました。
 各係の準備・手配がみごとに実を結び、10時定刻に開始することができました。国歌斉唱のあと、メインイベントである卒業証書の授与が各担任教師の呼名で始まりました。担任の呼名に対し、胸にコサージュを着けた卒業生が「はい」と返事を返します。3年間の思いを込めたそれぞれ個性豊かな「ハイッ!」という返事を壇上で聞き入っていました。今年は236名全員から「はい」の返事を聞くことができました。「3年間、よくがんばりました」「ほんとうによくここまで成長しました」
 答辞をつとめた益子美玲さん、内容も態度も話し方も素晴らしいものでした。来賓の皆さまから絶賛されましたが、私も感動しました。その一部を紹介します。
 個性溢れる先生方と楽しみながら学んだ授業。若くて親しみやすい○○先生、いつもおしゃれな○○先生、話し方が独特な○○先生、いつもおだやかな○○先生、スヌーピーが大好きな○○先生、板書が上手な○○先生、そしてすぐにダジャレを言う○○先生などたくさんの先生方にお世話になりました。  〜中略〜
 
 高校生活の中で一番私たちを苦しめた受験勉強。机に向かっていても不安が頭で渦巻いて逃げ出したくなる時もありました。それでも逃げ出さないでいられたのは、友達や家族、先生方のお陰です。  〜中略〜
 
 元旦には受験が終わっている友達が温かい「合格しるこ」をつくってくれ、身も心も暖かくなりました。ちょっと量が少なかったので、来年はもう少し作ってあげてください。  〜中略〜
 
 私たちには忘れてはいけないことがあります。東日本大震災です。水も電気もガスも止まり、家も壊れ大きな被害があった中で、私たちは大切なことを知りました。人と人との絆の強さ、日常生活の幸せ。これらに気づいたことで私たちの価値観は変わりました。これらのことを私たち自身忘れることなく、後生に伝えていかなければなりません。




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