Nippoku Style | 進路講演会が開催されました。
 
 本日、PTA総会が開催されました。PTA総会には、331名と多くの保護者にご出席いただきました。総会の後、1学年・2学年の保護者対象に進路講演会を開催いたしました。
『15年後の社会を生きるために』の演題で、進路づくりプロデューサーの 倉部史記 様を講師にお迎えして開催いたしました。
 
 素晴らしい講演でしたので、内容を簡単にご紹介いたします。
【1】 15年後の社会はどうなる?
○未婚や共稼ぎは当たり前の社会
◯今までの仕事が急になくなる 「キャリアショック」 は今後も続く。
 デジカメの登場でフィルム業界は激変した。
 同時に、データ通信で写真を請け負う新しい職も生まれた。
◯親世代の常識は通用しない時代が到来した。
◯歯科医の数とコンビニの数では、歯科医の数が1.5倍多い。
 歯科医も資格だけでは生き抜けない。子どもの扱いがうまい、英語が話せて外国人も
 治療できる、土日も診察するなどの差別化が必要、資格プラスアルファが必要な時代。
◯進路選びから進路づくり
 これからの時代は変化の時代  「進路づくり」にはものさしが必要 
 変化に対応する力が大切、行動指針作りが重要
 「どうやって生きてくかは自分で決めさせる」                                    
【2】 やってはいけない進路選び
◯ 「早めに」「安心できる進路を」決めさせたいと願う保護者
 大学の中退者は年間6万人 留年率平均13%  
 目的意識を持たずに安易に大学に入学すると、大きな代償をはらうことになります。
 安易に、推薦・AO入試に頼らない。
◯オープンキャンパス・大学案内だけで判断してはならない。
 同じ名前の学部でも大学によって内容は様々  情報の読み解き方も大切
 中退率・留年率・正規年数での卒業率も確認すべき。
 茨城大学 常盤大学 茨城キリスト教大学の学部毎の退学率・卒業率データを
 詳細に提示しました。
【3】 保護者として意識しておきたいこと
◯ 複数の専門能力のかけ算で勝負する時代。
 工学技術×ビジネスセンス×接客能力  
 法律知識×語学×ITスキル
 医療技術×リーダーシップ×企画力 等
◯「なりたい職業」ではなく「どんな(職業名)なのか」を問いかけることが重要
 例「先生になりたい」ではなく「どんな先生になりたいのか?」を問うことが大事。
◯ 自分のものさしを受験までに自分で決めさせる。
◯ 多くの大学が実施する『WEEKDAY CAMPUS VISIT』を活用しよう 
◯ 親ではなく、一人の社会人として語ろう。  
 
 高校生に伝えたいこと
 何事も、『まず、できることからやってみたら?』
 体験して初めて理解できることも多い。勇気を持って、まずやってみましょう。
 
 日立北高の生徒も、様々なプログラムに積極的に参加しています。校内では、部活動・生徒会・文化祭実行委員・日北セミナー・学問観育成セミナー・大学模擬授業などです。さらに校外まで広げて、各大学オープンキャンパス・進路研究見学会・3週間程度の海外研修(米国)・SPP研修(筑波大学)・高校生公開講座(筑波大学・茨城大学等)・未来の科学者育成プログラム・筑波大学一日体験実験教室・一日看護体験・県立医療大学テーラーメイド体験プログラム・山形大学夏期セミナー体験等様々なプログラムを用意しています。 勇気を持って参加しましょう。 


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