Nippoku Style | 夏期アメリカ親善研修 7日目・8日目です。    
アメリカ親善研修7日目・8日目の様子を下村レポートで紹介いたします。
アメリカ研修7日目です。
 7日目  バーミングハムでの生活は毎日午前に授業、午後は市内観光という日程になっています(午前と午後が逆の日もあります)。現地のボランティア学生は授業の時だけではなく、出かける時も食事の時も私たちと一緒についてきて来てくれます。よって、日北生は寝ているとき以外はほぼ英語漬けの毎日を送っています。今日でアメリカに来てから一週間が経ちました。生徒の中には自動販売機が故障して飲み物が出てこなかったことを一人で寮の受付に申し出たり、アメリカ人に折り紙を教えてあげたりと初日とは見違える程の積極性が出てきました。    
7日目の今日は植物園と野球観戦に行きました。 バーミングハムの植物園にはバラ園、南国植物館など、さまざまなテーマに沿って植物を集めた25の庭園がありとても広大です。 その中で最も人気の庭園が日本庭園で、なんと鳥居、茶室、竹林、鐘までもあり日本でも中々みられないほど美しい庭園でした。 日立市から贈られた灯籠もありました。 アメリカの学生達と会話を楽しみながら、また植物の名前を英語で覚えながら庭園を見学することができました。 その後、バーミングハムバロンズVSミシシッピブレーブスの野球の試合を観戦しました。 バロンズはメージャーリーグの下位リーグであるマイナーリーグのAAチームの一つです。 また、バロンズはシカゴ・ホワイトソックスの下部組織であり選手の育成、故障選手の練習の場にもなっています。 マイナーリーグということもあり、わずか7ドルで1塁側の1階席で試合を観戦することができました。 選手達のプレーも迫力がありましたが(やや守備が雑でした)、試合前のアメリカ国歌(The Star Spangled Banner)と7回裏の Take Me Out to the Ball Gameの大合唱に感動しました。 試合は5−8でバロンズが負けてしまいましたが、本場の野球を観戦して生徒達には貴重な体験になったようです。 最終日にはメジャーリーグのニューヨークヤンキースの試合も観戦する予定なので生徒達はマイナーとメジャーの規模の違いに気づくことでしょう。 寮に着いたのは10時過ぎ。明日も9時から授業です。ガンバレ日北生。   

アメリカ研修8日目です。
 午前中は道案内の表現を学びました。簡単な会話練習をした後はコンピュータ室に移動し、今日の目的地であるアーリントンとフェアトレードストアまでの行き方をgoogleで調べました。そして生徒が車の運転手に目的地まで道案内をしました。習った表現を実際に使いながら、生徒達は無事に目的地までたどり着くことができました。
 最初の目的地であるアーリントンは1840年に立てられたギリシア復活様式のお屋敷と美しい庭がきれいに保存されています。隣接したレストランでコース料理を食べた後、屋敷内を見学しました。屋敷内では当時使われていた寝室や居間と家具の数々を見学しました。まだ奴隷制が残っていた当時は屋敷の外の小屋で奴隷に料理を作らせていました。作っている料理をつまみぐいしないように調理中、奴隷には口笛を吹かせていたそうです。華やかな当時の生活の一方で暗い奴隷制の歴史が根付いていたことを知りました。
 その後、また生徒の道案内で我々はフェアトレードストアに行きました。フェアトレードとは、発展途上国でつくられた製品を適正な価格で購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動です。アフリカやアジアの国々から買い付けたアクセサリーや置物を生徒達は手に取りながら興味深そうに見ておりました。貧しい国々への支援の方法について意見を交わしていた生徒もおりました。この日の夕食はバーベキューでした。日本のバーベキューとは違い、アメリカ南部の「バーベキュー」はスペアリブを炭火で炙り、バーベキューソースに絡めて食べる料理のことを指します。これは生徒達にも好評でした。


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