Nippoku Style | 夏期アメリカ親善研修 15日目・16日目です。    
アメリカ親善研修15日目・16日目の様子を下村レポートで紹介いたします。
アメリカ研修15日目です。
 バーミングハム滞在最終日の今日は朝6時半に寮を出発し、テレビ局に向かいました。今日はアラバマ州の番組「Good morning Alabama」に出演しました。その番組ではアラバマ大学で英語を勉強している日北生を特集してくれ、2年6組の松本さんと1年3組の飯塚くんがキャスターのインタビューに答えました。「アラバマ州に来て何が一番驚きましたか?」、「スィートティーやバーベキューなど現地の食べ物は好きですか?」、「今年のIron Bowl (フットボールリーグ)ではどのチームが優勝すると思いますか」などの質問がされましたが、2人とも笑顔で堂々と自分の意見を言うことができました。特に「アラバマ州に来て何が一番驚きましたか?」という質問に対し、松本さんは「大学の大きさに驚きました。大学がまるで一つの市のようでした。」と英語で流暢に受け答えしていました。番組を見たアメリカの友人やホストファミリー達は口を揃えて2人のインタビューを絶賛してくれました。アラバマ州で日立北高校は最も有名な日本の高校になったかもしれません。日立市とバーミングハム市の交流が今後ますます盛んになることを期待します。
 番組収録後、我々はパンケーキ屋さんに行って朝食を食べました。日本でも大人気のパンケーキは、もちろん日北の女子生徒にも大人気でイチゴのパンケーキを美味しそうに食べていました。その後大学のジムに行きました。ジムは3階建てで、プール(流れるプールもある)、トレーニング施設(ランイングマシーンだけでも50台以上。日本では見たこともない筋トレマシーンが何台も!)、スカッシュコート3面、バスケットボールコート5面、ビリヤード台、そしてなんとロッククライミングランイングができる崖まであります。さながらアトラクション施設です。このジムはアラバマ大学の生徒であれば誰でも無料で使えるのと聞いて大変うらやましく思いました。生徒達は果敢にもロッククライミングに挑戦していました。てっぺんまで登りきった生徒もいました。
 バーミングハム滞在の最後日は日本食レストラン "Sekisui"で夕食を食べました。今までボランティアをしてくれたアメリカ人の学生、ホストファミリー達が大勢集まってくれました。ご飯を食べる前から別れを悲しみ早くも泣き出してしまった生徒もいました。アラバマ大学の学生達は日北高生を本当の妹や弟のようにかわいがってくれました。バーミングハムに来てから生徒達は大切なアメリカ人の友人を得ました。彼らの涙からはいかにアメリカの友人達と分かれたくないのかがひしひしと伝わってきて、それぞれがとても貴重な2週間を過ごしたことが分かりました。また、その涙には「言いたいことが英語で上手く言えなくてくやしい、もっと気持ちを伝えたかったのに」という後悔の念もあったことと思います。この別れの涙が彼らの英語に対する情熱に火をつけてくれたことでしょう。
   

アメリカ研修 16日目です。

 今日は最後の授業でした。今日は "Can you~?" でできること、できないことを相手と質問し合いました。16日目  今日は大学の寮を朝6時に出発してアトランタに向かいます。生徒達はアトランタ、ボストン、ニューヨークの2都市を観光して日本に帰ります。朝早くに関わらずに多くのアメリカ人の学生達は私たちを見送りに来てくれました。最後の別れを告げたあとバスは出発しましたがバスの中では生徒達が泣きじゃくっていました。これほど純粋に人との出会いを大切にできる彼らは本当にすばらしいと思います。
 無事バスはアトランタに着きました。まず生徒達はCNNの本社でスタジオ見学ツアーに参加しました。さすが世界をリードするニュース番組を作成しているだけあってとても巨大なオフィスでした。そこで社員達が世界中のニュースを記事にする過程を勉強することができました。また天気予報のキャスターを疑似体験できるコーナーでは日北生が選ばれ画面に映し出されました。
 その後、マーティン ルーサー キングジュニア国立歴史地区に行きました。キング牧師の棺、牧師が働いていたエベニザー・バプティスト教会を見学しました。1963年夏、キング牧師を先頭に首都ワシントンで「FREEDOM NOW!(いまこそ自由を)」をスローガンに、黒人の公民権の実現を目指す「ワシントン大行進」がありました。史上最大の20万人が参加し、歴史的な大行進となったその集会でのスピーチから今年で50年になります。あらためて非暴力で差別と戦った牧師の偉大さに心を打たれました。  その後、空路でボストンに向かい私たちはホテルで一泊し明日ボストン市内を観光します。


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