Nippoku Style |  被服実習です。
 
10月29日(水)  1年生の被服実習の様子を見学いたしました。 

 高等学校での家庭科の男女共修が始まって20年が経過しました。
現在の高校生は、中学時代から家庭科の男女共修に慣れているので、高校での調理実習・被服実習においても何ら違和感なく授業は進んでいます。ミシンの操作には慣れていない生徒が多く、慎重に操作していました。困った時は、友人や先生方に聞きながらも、布にアイロンをかけ、手縫いやミシン縫いと、男女一緒に楽しそうに実習に取り組んでいました。
 この20年で法律や条令は大きく変わりました。国や地方公共団体をあげて『男女共同参画社会』の実現を目指しています。しかし、かけ声が大きい割にはなかなか『男女共同参画社会』は実現できていないのが実態です。多少時間はかかっても必ず『男女共同参画社会』は実現すると感じています。
 本校生に聞いてみると「自分自身のためにも、日常生活に関わる家庭科は性別に関係なく学んだほうがいい」ときっぱり答えてくれました。また、「大学に入学したら、一人暮らしをしなければならないので、生きていくのに必要なスキルを身につけられる」と笑顔で話してくれました。
 教育の力は大きいはずです。「家庭科男女共修世代」は30代半ばに到達し、社会の中枢で活躍しています。家庭や職場で少しずつでも意識改革を進め、近い将来本当の意味での『男女共同参画社会』を創り上げてくれることを期待しています。夢の実現を、現在の10代20代30代の若者に託したいと思います。
 


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