2022.06.25 梅雨の晴れ間の土曜日ですⅡ

1階に向かう階段の踊り場の窓から、中庭に群生する、満開の紫陽花(アジサイ)たちが目に入りました。梅雨の晴れ間の光を浴びて、青や水色・紫など上品な色合いと深緑とのコントラストが空に映えています。

江戸時代に来日したドイツ人医師シーボルトは、植物学にも造詣が深く、日本原産の植物:アジサイを愛し、最愛の妻の名前「お滝」から、紫陽花に「オタクサ」という学名をつけた話は有名です。

紫陽花の花を見ていると、「実直で、飾り気はないけれども、凛としていて、筋の通った人」お滝はそんな人物だったのではないか?と勝手に想像してしまいました。雨に打たれる紫陽花も風情がありますが、梅雨の晴れ間の紫陽花もまた、味わい深いものです。紫陽花が、固くなった心を解いてくれました。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク