2022.07.20 「同窓会:報奨金贈呈式」を行いました

7月20日(水)の放課後、「同窓会:報奨金贈呈式」が実施されました。この報奨金は、県大会で顕著な成績をあげた生徒や団体を顕彰し、その活動を奨励するために、関東大会や全国大会に出場する生徒や団体に対して、毎年同窓会から贈られているものです。今回、報奨金を授与されたのは科学部の圷海翼君、 森田丈君、美術部の鬼澤夏波さん、山岳部の佐々木悠真君、古茂田翔琉君、佐藤珠生君、浅野琢磨君の計7名。

最初に各部の顧問から部活動・生徒の実績の紹介がありました。その後、同窓会長:佐藤十王氏に代わって、校長が各部の代表者に報奨金を贈呈し、激励の言葉を送りました。それに対して各部の代表者がお礼の言葉と大会に向けての抱負を述べました。以下各部の実績を紹介します。

  • 科学部【澤畠博之教諭による紹介】科学部では「人工的に作ったイクラ(アルギン酸ゲル粒子)が、生き物でもないのに自ら動き出す(自己駆動運動)という」珍しい現象を発見し、数年前から研究していました。圷君と森田君は、その研究を受け継いで 、1年以上にわたり地道な実験を繰り返し、得られたデータを分析して、今まで確認されていなかった、新たな性質を多数発見しました。その成果をまとめた発表は、昨年の茨城県の研究会で高く評価され、優秀賞を受賞。今回、県の代表として『とうきょう総文祭2022』への出場に繋がりました。
  • 【伊藤芳昌教諭による紹介】昨秋、鬼澤さんが描いた、油彩画「トランペット吹きの休日」という作品は、金属表面での反射と輝きを巧みに描写。県美術展において好評を博し、優秀賞を受賞したことから、『とうきょう総文祭2022』への出場が決まりました。今回、総文祭には、新たに B 2判の大作を出品。校舎の屋上で金管楽器を演奏する女子高校生3人の姿が、青を基調とした空と影を背景にして、生き生きと描かれている作品です。タイトルは演奏の奏と書いて『奏(そう)』。総文祭の展示会場でも一際目を引くことでしょう。
  • 山岳部【原拓哉教諭による紹介】今年の春の関東大会茨城県予選・山岳競技大会において5位に入賞し、関東大会への出場が決まりました。部員達の強い意欲と日々の地道な練習・努力を継続したことが、入賞という成果に繋がったものと思います。関東大会は東京都神津島で開催される予定でしたが、コロナ禍のため残念ながら中止となってしまいました。今後も積極的に活動してまいります。

今回、同窓会から、報奨金をお贈り頂きまして誠に有難うございました。一万人を超える同窓会員の皆様から、部活動にこのようなご支援を頂けることは、生徒にとって大きな励みであり、生徒・教職員共々、大変心強く思っております。同窓会の皆様には、心より感謝申し上げる次第です。

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